「親の介護があるのに、婚活なんてしていいのだろうか」
「介護のことを伝えたら、相手に引かれるのではないか」
この迷いに、先に結論からお答えします。親の介護をしながらの婚活は可能ですし、介護を理由に結婚をあきらめる必要もありません。国の調査では、介護をしている人は629万人にのぼり、そのうち365万人は働きながら介護をしています。介護と両立しながら自分の人生を進めることは、すでに社会の標準的な姿です。この記事では、独身介護者の置かれた状況をデータで確認した上で、介護中でも進めやすい婚活の方法と、介護の伝え方を解説します。
データで見る:介護をしながら生きる独身者は珍しくない
総務省統計局の「令和4年就業構造基本調査(2022年)」によると、介護をしている人の状況は次の通りです。
| 介護をしている人の総数 | 629万人 |
|---|---|
| うち働きながら介護をしている人 | 365万人(58.0%) |
| 30代の介護者 | 28.9万人 |
| 40代の介護者 | 77.6万人 |
婚活の中心年代である30代・40代だけで、介護をしている人は100万人を超えています。また、同調査の公表数値を差し引きすると、配偶者のいない介護者(未婚のほか死別・離別を含む)は約187万人で、介護者全体のおよそ3割を占めます。「独身で親の介護をしているのは自分くらいだ」という孤立感は、まずデータで訂正しておきましょう。同じ状況で婚活を考えている人は、確実に相当数います。
介護があると婚活で何がネックになるのか
介護と婚活の両立が難しく感じられるポイントは、突き詰めると次の3つです。
時間が読めない
通院の付き添いや急な呼び出しで、デートの予定が立てにくくなります。夜や週末の合コン・婚活パーティーのような「その場にいること」が前提のイベントほど参加しづらくなります。
転居の自由が利かない
親の近くを離れられないため、「相手の地元に移る」という選択肢が取りにくく、相手探しの範囲が狭まるように感じられます。
打ち明けるタイミングが難しい
早く言えば引かれそうで、遅く言えば「隠していた」と受け取られそうで、どのタイミングで伝えるべきか悩みます。実際には、この悩み方そのものが消耗の一番の原因になりがちです。
介護中でも進めやすい婚活手段の選び方
3つのネックを踏まえると、介護中の婚活は「移動と拘束時間が少なく、結婚前提の相手だけに会える手段」に絞るのが合理的です。
- オンライン完結型の結婚相談所:入会相談からお相手探し、活動の相談までを自宅で進められるため、介護で外出時間が読めない人と相性のよい仕組みです。店舗型より費用も抑えられます。
- お見合い型で1対1に絞る:大人数のパーティーより、日程調整して確実に1人と会うお見合いの方が、限られた時間の使い方として効率的です。
- 条件検索で事情を先に絞り込む:相談所ではお互いの居住地や家族構成が最初から開示されるため、「地元を離れられない」という条件を前提に相手を探せます。
オンライン完結型では、たとえばnaco-do(ナコード)は3つの結婚相談所連盟に加盟して約19.1万人からの紹介に対応し、入会金・成婚料0円、ZOOMでの定期的なビデオ面談でサポートを受けられます。店舗に通う時間を確保できない介護中の人でも、本格的な相談所の仕組みを使えます。
介護のことは、いつ、どう伝えるか
結論としては、プロフィールに書く必要はなく、交際に進む前の早い段階で事実だけを短く伝えるのが基本です。お見合いの初回で身の上話として長く語る必要はありませんが、真剣交際に入る前には「親の介護があり、地元を離れる予定はない」という生活の前提を共有しておきます。
伝えるときは、大変さの訴えではなく、生活設計の情報として伝えるのがポイントです。「週にどのくらい時間を使っているか」「介護サービスをどう使っているか」「結婚後の生活にどう影響するか」を事実として整理して話せると、相手は安心して判断できます。ここで離れていく相手とは、結婚後により大きな摩擦を抱えることになったはずで、早い段階の開示はふるい分けとして機能します。カウンセラーのいる相談所なら、伝え方やタイミング自体を相談できるのも利点です。
よくある質問
介護があることはプロフィールに書くべきですか?
プロフィールの段階で書く必要はありません。文字だけの情報では介護の実態や負担の程度が伝わらず、実際より重い印象を与えて出会いの機会を狭めてしまうからです。お見合いや交際の中で、真剣交際に進む前までに、生活の前提として自分の言葉で伝える方が正確に伝わります。
介護を理由に断られたら、どう受け止めればいいですか?
結婚後の生活条件が合わなかったという相性の問題であり、あなた自身が否定されたわけではありません。介護は結婚後の生活に実際に関わる条件のため、そこで合わない相手と早く分かることは、婚活ではむしろ前進です。条件を受け止めた上で関係を続けたいという相手を探すことが、介護がある人の婚活のゴールになります。
介護が終わってから婚活を始めた方がいいのでしょうか?
延期はおすすめしません。介護は終わりの時期を予測できないうえ、婚活では年齢も条件の一つとして見られるため、待つことのコストが大きいからです。国の調査でも働きながら介護をしている人は365万人おり、介護と並行して人生を進めることは特別なことではありません。時間の負担が小さいオンライン型の手段で、できる範囲から始める方が合理的です。
まとめ:親の介護をしながらの婚活は「手段選び」と「開示の設計」で進められる
介護をしている人は629万人、うち働きながらの人が365万人という数字が示す通り、介護と両立しながら自分の人生を進めるのは今の日本の標準的な姿です。独身で介護を担う人も約187万人規模で存在し、あなただけの特殊な事情ではありません。
移動と拘束時間の少ないオンライン型・お見合い型の手段を選び、介護のことは真剣交際の前に生活設計の情報として伝える。この2つを押さえれば、介護中でも婚活は進められます。相談所選び全体の比較は結婚相談所のおすすめ比較ランキングで、40代からの活動は40代男性におすすめの結婚相談所の記事で解説しています。
※記事内の統計データについて
本記事で紹介している介護をしている人の数や就業状況のデータは、以下の公的統計に基づいています。配偶者のいない介護者の人数は、同調査の公表数値(有業者・無業者別の配偶関係区分)からの差し引きによる概算です。

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